2008年11月に千葉敬愛学園・長戸路学園の教職員研修として、山形県酒田市に行く機会を与えていただきました。学園の各学校から敬天愛人講座や敬天愛人文庫に関係する教員が選抜され、建学の精神の原点である西郷隆盛(南洲)の遺徳を訊ね、荘内南洲会との親交を図る目的で派遣されたものです。
千葉からバスで山形までの旅程はハードでしたが、途中最上川下りをしたり、有名な山居倉庫を見学したり、楽しい寄道をさせてもらいました。酒田市では南洲神社に参拝し、荘内南洲会の方からご講演を戴きました。その後、土門拳記念館や本間家旧本邸、致道館、羽黒山などを巡る本当に楽しい旅となりました。宿では、大学、高校の教職員がこれからの学園のあり方や、教育問題、建学の精神をどう伝えていくのかなど、真剣な中にも和気あいあいとした雰囲気で語り合いました。
ここで学んだことを受けて、この2年間、学園祭と同時開催される入試相談会では、建学の精神を紹介するパネルを展示し、西郷隆盛や長戸路政司先生の事績を紹介し、本学の教育を説明しています。その作業のなかで、昭和43年制作の「千葉敬愛学園の概要」という記録フィルムを見つけました。また第1回卒業式の写真も見つけることができ、昨年の卒業式の際にも展示させていただきました。私のささやかな夢ですが、毎年の卒業式において、敬愛アリーナ2階に上がる階段に、第1回以降の歴代卒業式の写真をパネル化して順々に展示したいのです。本学卒業生には、「敬愛大学の歴史」とともに、社会に巣立っていってほしいと思っています。校友会の皆様で、昔の写真や資料などお持ちの方が居られましたら、ご一報いただければ幸いです。
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