このたび文部科学省に所定の手続きを行い、平成25年４月から正式に「経営学科」をスタートさせることになりました。これにより、経済学部はこれまでの経済学科と「経営学科」の２学科体制に移行します。振り返りますと、昭和41年（1966）の大学開設以来、47年の長きにわたり１学科体制の下で学部運営を行ってきましたが、ようやく積年の思いが実を結ぶこととなり、関係者の一人として感慨深いものがあります。
新たに設置される「経営学科」は、地元千葉県の企業で活躍できる地域密着型の人材や、急速に成長するアジア市場で活躍できる人材の養成を主要な目的としています。そのため、経営学に関する知識と実務を学ぶだけでなく、企業現場を実際に体験する実習教育（インターンシップ）を必修科目とするなど、より実践的なアプローチを通して学生の皆さんが未来を拓くための学びを用意します。入学後１年間は経済学部生として一体的な学習をしたのち、２年次から経済学科と経営学科に分かれる「２年次学科選択制」を導入しました。そして、グローバルとローカルという２つの地域的視点を背景として、それぞれの企業で活躍できる人材の養成を３コース（①アジアビジネスコース、②企業経営・会計コース、③スポーツビジネスコース）に分けて行うことになっています。
ご存知のように、大学を取り巻く状況は年々厳しさを増しており、とりわけ18歳人口が一気に激減する「2018年問題」は今後の大学経営にとって深刻な現象であることは間違いありません。大学および学園の安定的経営に寄与するためにも、この問題を真摯に見据え、今後の学部運営に当たって参りたいと思います。
校友会の皆様には、新たにスタートする「経営学科」につきまして格別のご理解とご支援をお願い申し上げます。
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