小・中・高校時代までの僕は、人の上に立つような役についたことはありませんでした。しかし大学に入ってから体育連合協議会の役員となり、3年目には会長に。
この役は僕には本当に荷が重過ぎて、最初から最後まで不安だらけでした。
特に、会長になって初めてのイベントだったスポーツ大会の時は大変で、なんとか無事に終わった途端、完全に挫折。「会長なんて自分には無理なんだ」とすっかり落ち込み、逃げ出してしまったんです。
しかし、その時親身になって助けてくれたのが、一緒に体育連合協議会の役員をやっていた仲間たち。学友会執行部トップの同級生も一生懸命相談にのってくれて「こんなに良い仲間が励ましてくれるんだから」と会長役に復帰。コミュニケーション不足を反省し、会議でも自分の意見をしっかり伝えるように心がけ、仲間に支えられながら会長職を務めあげることができました。
それは、みんなに迷惑をかけてしまった辛い想い出ではありますが、同時に、仲間たちへの感謝や、挫折からもう一度前向きにトライできた経験など、たくさんの大事なことを学ばせてくれた貴重な経験。今も、自分を支えるパワーとなっています。
卒業後は一時、一般企業に就職していましたが、今年の4月からは敬愛大学で、学生たちの相談役のキャンパスサポーターとして働いています。
授業やテストのことから、恋愛のこと、進路のこと、たわいないオシャベリまで、学生の話の内容は実に様々。たくさんの学生と出会えることもすごく楽しいですし、色んなケースに対応していく仕事なので、自分自身の勉強になることもとても多いんですよ。
皆さんも、母校を訪れる機会があった際には、是非キャンパスサポートコーナーに顔を出してください。
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