大学時代で一番思い深いことといえば、教職指導室で頑張っていたことです。
最初から教員になることを決めて目指していたわけではなかったんですが、とにかく教員免許の取得だけはしておこうと思っていた私は、自分なりに努力して勉強し、1年で70単位近くとっていました。
そして同期の友達に誘われて、2年になってから「教職指導室」に参加。そこでは、学生一人が教師役となって模擬授業を行い、それについてみんなで感想やアドバイスを出し合う勉強会を毎週開催していました。同じテーマ、同じ教材を扱っていても、人によって色んな考え方や教え方があることが面白く、とても良い勉強に。のちに母校の高校へ教育実習に行った時も、教職指導室で練習していたお陰で、慌てることなく授業することができました。有意義な大学時代を過ごし、将来の道を開拓できたのも、教職指導室の先生や仲間たちのお陰だと思っています。
なお現在は、地元である野田市の小学校で教員をしています。
教師となって1年目は、正直何が何だかわからなかったしクラスの中が見えていませんでした。2年目もクラス担任と体育主任を兼ねて忙しく、あっという間に時間が過ぎてしまい、3年目の今、ようやく生徒一人ひとりとしっかり向き合えるようになってきた気がします。
先日は駅伝大会があったんですが、一走で走った女の子がビリになってしまい、それを挽回しようといつも以上にみんなが頑張ってくれて、最後の最後でようやくビリから二番目でゴール。それだけで、子ども達も泣いて喜んでいたし私も感激でした。順位じゃないんですよ。子どもの頑張りを見られた時が、一番嬉しいんです。
今後の夢は、いつか子どもたちと一緒に曲をつくって歌うこと。
実をいうと私は、大学時代はバンドを組んでいたくらいの音楽好き。好きな音楽を通して、子どもたちに良い思い出や夢を伝えられたらいいなと思っています。
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