こんにちは、子ども教育学科の第1期卒業生の渡辺です。現在は、農林水産系公共組合である土地改良区の団体職員として、農業用水設備の維持・管理に務めています。といっても、農業に関わっていない方にはピンとこないかもしれませんね。
田んぼには水が必要ですが、自然に任せておけば十分な水が得られるということはまずありません。特に私の地元である匝瑳市は近くに大きな水源がないので、東庄町の笹川揚水機場から水路を経由して水を引いてこなければなりません。その水を供給するための水路や施設の点検・整備が土地改良区の主な仕事です。実は僕もこの仕事についての知識は全くありませんでした。子ども教育学科を専攻していたものの、教師になろうかどうしようか迷っている時に、農業をしている祖父からこの団体を紹介され、両親も地元での就職を薦めてくれたこともあり、どんな仕事をするのかほとんど知らずに入りました。入職して3年経った今は、ここを選んでよかったとつくづく思いますね。未知の環境だっただけに、新たな知識を深められて、そこにとてもやりがいを感じます。最近では工事の発注業務などを任されるようになりました。また、職場の環境や先輩方に恵まれている点もこの会社でよかったと思うところです。
僕は高校生までは人見知りで、それを克服したいという思いもあって子ども教育学科に入学しました。入学したばかりの頃は人前でしゃべれなかった僕が、コミュニケーションを学び、またプレゼンテーションの授業を経験して、人前でしゃべれるようになったのは大きな成果でした。敬愛大学では、ゼミの山本陽子先生はじめ先生方がみな熱心なので安心して学ぶことができました。それに、小規模でアットホームなのも僕に合っていたと思います。子ども教育学科で学んだ学科の内容が今の仕事に直接生かされているわけではありませんが、敬愛大学で学んだことは、僕の財産となって今に生きていると思います。
まだまだ教わることばかりですが、一つひとつの仕事を確実にこなせるようになって、早く部署の中で頼られる人になりたいですね。プライベートでは、車でドライブするのが好きで、休みの日には近所をドライブしています。今は近場だけですが、そのうちに有給休暇を使って大きな休みを取って、国内のいろいろなところをドライブしてみたいですね。
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