敬愛大学校友会が創設30周年を迎えられましたことを、謹んでお祝い申し上げます。
本学も1966年に千葉敬愛経済大学として創立してから、今年で50周年の大きな節目となりました。経済学部経済学科の単科大学としてスタートして以来、1988年に敬愛大学と名称を改め、1997年には国際学部を新設し、1万3千名を超える卒業生を輩出してきた県内でも有数の歴史と伝統を誇る大学となっています。これに至るまで、校友会を始めとする関係者の方々の暖かいご協力と様々なご尽力に対し感謝申し上げる次第です。殊に、校友会におかれましては、1986年に設立されて以来30年間、本学の教育活動に対し多岐に亘るご支援を賜り、母校敬愛大学を献身的に支え続けて来られました。この度も創立50周年に当たり多大のご寄付を拝領し、改めて皆様のご厚情に心よりお礼申し上げますとともに、熱い母校愛に深い敬意を表します。
開学から50年が経過し、大学を取り巻く環境も大きく変わりました。社会はグローバル化し、知識・技術の進歩は速く激しく、他方では少子化が進み大学進学率は50%を超え、学生は多様化しています。このような変化の速く激しい時代を生きる若者の教育に関し、大学に期待される役割も大きくなってきました。
従い、これからの50年に向けて、本学は建学の精神「敬天愛人」の理念のもとで、豊かな人間性を持ち、多様な人々と協働し共生できる人材、言い換えますと、グローバルな視野を持って地域社会に貢献できる人材を養成して行きます。更に、変化の激しい社会を生きるためには、卒業後も知識・技能の修得・更新を可能とする学び直しの機会を含むキャリア支援体制の整備を実現したいと考えています。その一環として、JR稲毛駅前に設置した生涯学習センターを更に充実させて、地域の方々の学び直しに貢献してまいります。また、学園では10年後の学園創設100周年に向けて、大学1号館の建替えを含む稲毛キャンパスの再整備を計画しており、稲毛を拠点として、地域に愛され、必要とされる大学を目指します。
18才人口の減少する中で、本学の継続・発展のために学生確保が重要な課題となります。因って、本学では校友会との連携を強化し、より多くの志願者を確保するため、AO入試における校友会推薦制度を設けています。会員の皆様方の身近に受験を控えている学生がおられましたら、「敬天愛人」の素晴らしい精神に貫かれた本学を志願されるようお勧め頂きたく、宜しくお願い申し上げます。
結びに、母校の新たな50年に向けての発展のため、引き続き校友会会員の皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げ、併せて、校友会のますますのご発展と会員皆様方のご健勝をお祈り申し上げます。
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